一般質問の傍聴 (登壇順5番 岩野議員)

3月3日岩野議員の一般質問傍聴。懇談会で私が提案した「学校統合と廃校後の施設利用

本年度、幼稚園児134名、小学校児506名。5年後の想定数、幼稚園児120名、小学校児424名。新年度から、幼稚園の統合から進めていくとの答弁があった。

教育長は、明確な統合について逃げた答弁だった。「小学校については、個人的には1学年1クラスのデメリットはあると思う。選択肢の中に小中一貫教育への方向もあると思っている。」誤解されることを恐れている前置き発言があった。統合は避けられない問題であるのに、反対されることに怯えている発言だった。人口減による統合のメリットについての発言を避けること事態、リーダーシップのない弱い印象が拭えない。課題に向き合わない消極さは上板町全体に見られる。だから、町は暗くて変われないイメージを持たれる。統合ではトップとしての「説明責任」を果たさなければならない。その覚悟は無いのかもしれない。

この時、岩野議員は「時期尚早かもしれないが、事務局長に統合についての考えを答えて頂きたい。」と質問した。開いた口が塞がらないとはこの事か。これは町長に聞く質問だろう。他の議員にも見られる町長抜きの答弁の求め方。松田町長になってからこの流れを議員の方から作ってきた。他の議会では見られない状況。

上板町の議会には町長不在。もしくは、議員自身が町長の存在を無視している。町長の存在感は無く、町長答弁無しで進む議会は、異常である。松田町長になってから、答弁を逃げる場面はあっても、私は町長に答弁を求めていた。しかし、今の議員は町長に強く答弁を求めないまま質問をしている。町長が答えないことを、習慣化しそれがおかしいことだと誰も気に留めず、恒常化している。自分たちの運営が議会の本筋から遥かに逸脱している事を知らないのか、分からないのか。

議会とは、住民から選ばれた議員と長が相互にけん制し合う事でより良い町の方向性を見極めていくのではないか。何を考えているのか分からない町長になってしまった。町長は必要とされていない様に見えた。そうさせたのは議員たちでは?

2023年 3月定例会開会

3月定例会が1日~15日までの日程で始まった。

1日   町長所信表明  

     町長による今年度の6号補正予算の説明

     町長による新年度の予算の重点説明 

     補正予算の審議 議員からの質問は無く、議会は「異議なし」で可決

一般質問 

1)柏木議員 国保のマイナカード移行について・畜産農家への支援・パートナーシップ制度導入・公営住宅への入居・保育所でのおむつ処理?

2日

2)坂東議員 高齢化農業者への新たな対策・児童生徒の部活動を地域で・今後の日常社会での活動変化・歴史民俗資料館の運営

3)富永議員 役場内電気代や諸経費の削減策・来庁舎への対応改善・ふるさと納税の見直し 

4)安田議員 新年度予算で公共施設計画・有害鳥獣被害対策・小中学校運営に対する協議内容 

3日 

5)岩野議員 幼稚園と小学校の統合行財政改革の推進  

6)青山議員 避難所の整備と訓練・コロナ対策の今後・人口減の対策  

7)乾議員  新年度予算の人件費とコスト削減新ゴミ処理施設計画の今後・六条暗渠工事の進捗・ため池廃止事業の在り方 

質問の内容を見て、住民との懇談会が定例会前に行われた事は、多少影響しているのではないかと思われる。 

懇談会の提案について(3)まとめ

●「Bグループ」から提案された案には、今後の懇談会についての在り方は考えて欲しいとの意見は多かった。もう少し、住民に分かりやすい議会の報告と、住民が素朴に思う疑問について、各議員の真摯な答弁のある会にしていただきたい。住民がアンケート調査で答えた、議会や議員に対しての疑問などを直接の話し合いで解決、納得出来る会にする事が求められているのではないだろうか。

財政問題は各議員が最も力を入れて質問するべき分野であると考える。厳しい財政であるが故、議員の義務的重要分野として毎回鋭い質問をするべきである。予算の審議は将来の町を存続させるか否かを決定させる力を持っているから。

議会議員へしっかりしろと言いたい住民が、集まっていたように思う。

懇談会の提案について(2)

⑩の議員の勉強不足の意見の中で、中央広域の新ゴミ処理施設の建設費の想定額が2倍近くに増額修正になった事を受け、組合議会に出席した上板町の議長・副議長がすんなりと認めたのはなぜかと問い詰めていた。どうしてそうなるのか、疑問質問しなかった理由を求めた。「Bグループ」5名の議員の中で、副議長の安田議員が組合議会に出席していた。

その質問に対して安田議員は「それは断れません。」「断れませんよ。」と住民に答えた。私はすかさず、「副議長として住民代表であり、まして上板町の議会の代表で組合議会に出席されていながら、質問しない等議員の責任を果たしていない。建設費が倍近くまで高騰した具体的な根拠は充分に発言し、協議すべき。」と言わせてもらった。しかし、まだ安田議員は「あの会に行けばその様なこと言える雰囲気でない。」何という発言。

住民代表であり、上板町からの代表である議員が雰囲気にのまれてどうする。そもそも、組合議会は関係自治体から代表者が出席し、運営の方法について議論していく場である。議論があり情報交換しながらより良い方向へ進めていく事である。代表とは堂々と問題点に対して是々非々で疑問を解明するだけの知識を身につけ、あらゆる議会、委員会、協議会、審議会に臨む事が求められている。出来なければ、上板町代表としての覚悟責任感無しと見なされる。しいては上板町自体が軽くみられる。代表になるべきではないと思うが・・・。